通販で物を買うときによく目にする「送料無料」の表示。利用者にとってはお得感がありますが、運送業界側からは「物流を軽くみている表現だ」として規制を求める声も上がっていました。消費者庁は関係団体と意見交換を行ってきましたが、19日、表示の規制を見送る方針を明らかにしました。
現場の労働者たちは、トイレにも行けないぐらい過剰労働に…
送料無料について、街の声は…

21歳学生「でかいっすね、激アツ。余計にお金を払わないで済む」
21歳学生「送料かかると、“うーん…”って思う」
20歳学生「実物を見られないので、その分、なるべく送料は安い方がいい」
Q.送料無料は本当は無料じゃないって知ってますか?
20代「え!ちょっとびっくりした。完全に含まれていないと思っていた」
54歳イラストレーター「送料がかからない方がありがたいが、あまり安すぎるのも怖い。送料がかかっても、ちゃんとした正規品が届くのであれば仕方がないかな」
39歳会社員「送料無料だと、スーパーで買うのと同じ値段で、家まで運んでくれる。重い荷物を運ばなくていいというメリットがあるので送料無料がいい」
19歳学生「配送料って、商品そのものの代金じゃないから、もったいないなって感じちゃう」
20歳学生「“何千円以上で送料無料”とあったら、わざわざその値段まで買って、送料無料にする」
藤森祥平キャスター:
しかし、送料無料について、運送業界側からは…
「“輸送にはコストがかからない”という間違った考え方を植えつける」
「送料無料が当たり前、を終わらせないと、いつまでも安く使われる」
その一方で、通信販売業者などは…
「送料無料にしないと、検索上位に表示されない」
「商品価格の見直しなど、企業努力で送料無料サービスを維持している」

送料無料の表示について、消費者庁は、今年に入って9回、意見交換会を行っていて、対策を考えてきました。
そして19日、販売事業者の経済活動の自由の一部ということで、送料無料の表示は続けて良いと、規制については見送ることにした。

斎藤幸平 東京大学 准教授:
ただ、送料無料となると、本当のコストが見えなくなってしまう。最近、日本でもブラックフライデーセールが流行っているが、その時期に注文が集中すると、現場の低賃金の労働者たちが、トイレにも行けないぐらい過剰労働になる。社会として、そういうコストを可視化させていく必要がある。














