実現すれば、日米の鉄鋼業界の大型再編となります。日本製鉄はアメリカの大手鉄鋼メーカー「USスチール」をおよそ2兆円で買収することで合意したと発表しました。中継です。
「鉄は国家なり」と呼ばれ、かつての高度成長を牽引した鉄鋼業界。日本製鉄の橋本社長は「日本の成長力を取り戻すために死力を尽くす」と強調しました。
日本製鉄 橋本英二 社長
「日本製鉄にとって最も大事なことは、我が国、日本の成長力を取り戻す。そのために死力を尽くす。経済安全保障のリーダーは、言うまでもなくアメリカ。新たな時代におけるグローバルネットワークを完成させていきたい」
2兆円という巨額の買収劇。日本製鉄は現在、世界の粗鋼生産量で世界4位ですが、買収で世界トップ3に食い込むことになります。
最大のポイントは「アメリカ市場の取り込み」です。アメリカ市場はEV=電気自動車の拡大などで、先進国で最大の鉄鋼需要が見込まれています。また、鉄鋼業界は二酸化炭素の排出量が多いため、両社が脱炭素化への技術開発も連携して取り組みます。
一方、全米鉄鋼労働組合は買収に反対する声明を発表し、今後、規制当局の審査を受けることになります。
日本の鉄鋼がかつての輝きを取り戻せるのか。今回の大型再編劇は、日本経済の行く末をも左右することになります。
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