■FIFAワールドカップ2026 決勝トーナメント1回戦 ブラジル 2ー1 日本(日本時間30日、ヒューストンスタジアム)

サッカー男子日本代表(FIFAランク18位)は、ブラジル代表(同6位)に1-2で敗れ、決勝トーナメント1回戦で敗退、3大会連続の16強入りはならなかった。日本は前半、佐野海舟(25)の代表初ゴールで先制したが、後半11分、ブラジルに同点に追いつかれると、アディショナルタイムにも追加点を奪われ逆転負けを喫した。

日本の先発メンバーはGKには不動の鈴木彩艶(23)。DF陣は口彰悟(34)、伊藤洋輝(27)、冨安健洋(27)の3人。MFは伊東純也(33)、佐野海舟(25)、堂安律(28)、前田大然(28)、中村敬斗(25)、鎌田大地(29)の6人。FWには既に2ゴールを決めている上田綺世(27)が入った。

ブラジルのファーストシュートで幕を開けた試合は序盤、激しいプレスから日本のゴールに迫る“本気”の相手に、守護神・鈴木を中心とした全員守備でゴールを守る。前半13分には、マテウス・クーニャ(27)にシュートを浴びるがGK鈴木がセーブ。その直後には日本が逆襲、ペナルティーエリア手前で伊東が倒され、絶好の位置でフリーキックを獲得。鎌田が直接狙ったが、壁に当たってしまう。

ハイドレーションブレイクあけ、日本はコーナーキックから上田がヘディングシュートを放つが、クロスバーの上。ブラジル相手に一歩も引かない戦いを見せる。迎えた29分、佐野がハーフウェイライン付近でボールを奪うと、自らドリブルで突進。ペナルティーエリア手前から右足を振り抜くと、ボールはゴール左隅に突き刺さった。佐野の代表初ゴールで日本が1点を先制した。

その後は、ブラジルの猛攻を受ける日本。今大会4得点を挙げているヴィニシウス・ジュニオール(25)ミドルシュートを打たれるが、GK鈴木が落ち着いてキャッチ。日本は全員守備でゴールを許さず、1点をリードして前半を終えた。

後半に入ると、序盤からブラジルの猛攻を受ける。7分には右サイドからクロスを入れられ、強烈なヘディングシュート。ここはGK鈴木がスーパーセーブを見せる。その直後にも、立て続けにシュートを許すが冨安が気合の顔面セーブ。しかし11分、左サイドからのクロスをカゼミーロ(34)に打点の高いヘディングシュートを決められる。ここまで素晴らしい守備を見せてきたGK鈴木も対応できず、1-1の同点に追いつかれてしまう。

中盤以降もブラジルにボールを保持され、自陣で過ごす時間が多い日本。森保一監督(57)は鈴木淳之介(22)、菅原由勢(26)、田中碧(27)、町野修斗(26)の4人を投入した。それでも流れは変わらず、ヴィニシウスを中心にゴールを脅かされるなど、終始ブラジルペースで試合は進んだ。

後半終了間際、同点弾をアシストしたブラジルのDFガブリエウ・マガリャンイスが縦パスを受けそのままゴールに流し込んだ。これでブラジル逆転。最後まで日本は攻めたが力及ばず長いホイッスルが吹かれ試合終了。1-2で日本は敗れた。

試合終了後、チュニジア戦で2ゴールを決めた上田綺世、左足を負傷し1回戦のみの出場となった久保建英、さらに帯同した吉田麻也もがピッチで涙を流した。

森保監督は試合後、「悔しいですけど、また更に力をつけるようにやっていくという結果を受け入れたいと思います」と言葉を絞り出した。

続けて「勝利を届けられず残念でしたけど、本当にそこは監督として力がなくて皆さんにすいませんということをお伝えしたい」と話し、「でも選手たちとチームは本当に全力尽くして頑張ってくれたので、本当に日本の誇りを感じていただき選手たちを称えていただければと思います」と、チームと選手に感謝した。

目を真っ赤にした堂安は「力不足ですね」と口にし、「優勝するために、全選手が必死に準備してここまでやってきて、やっぱり世界はやっぱレベル高いなと思います」と、悔しさを滲ませた。

「これからまだまだ目標優勝というのは変えてはいけないと思いますし、僕たち選手は言い続けることによって、国民の皆さんがこうやってついてくると思うので、本当に素晴らしいサポートしてくれましたし皆さんに感謝したいと思います」と、日本中の声援に感謝した。