長野市の長電バスは、運転士不足が改善されないとして、市内などで運行する路線バスについて2024年1月21日から当面の間、日曜日は運休することを決めました。

長電バスによりますと、日曜日に運休するのは長野営業所管内の長野市、須坂市、千曲市、飯綱町で走っている11路線のバスです。


期間は2024年1月21日から当面の間で、12月15日に北陸信越運輸局に届け出を行いました。

長電バス長野営業所(長野市村山)


長電バスによりますと、現在は利益の出る貸切バスや高速バスの売り上げで路線バスの赤字分を補っていますが、運転士不足の慢性化で、貸切バスや高速バスの運転士を路線バスに充てる状況が続いているとしています。


長電バスは「苦渋の選択」だとし、今後、一定の運転士が確保できれば日曜日の運行を再開する一方、さらに不足が生じた場合は「さらなる対応が必要となる」としています。

運転士不足をめぐっては、県内ではアルピコ交通が長野市と松本市を結ぶ高速バスを2023年度末で廃止することを決めています。