「何のために生きているのかがわからない」対話の中で聞こえた本音

出所後、実家を頼りにできなかった井上さん。会社のサポートもあって「不安はない」と話していましたが、少しずつ本音を漏らします。
(伸子さん)「最近、楽しいこととかあるんですか?これやっていたら楽しいとか」
(井上さん)「全然なくて、ずっと悩んでたりしていたので、最近楽しいと思えたことがそんなにないですね、生きてて。何のために生きているのかがわからない、見失っているっていう感じ。(刑務所から)出てきてからは本当に苦しいことだらけで、被害者の方も苦しいと思うんですけど、自分も葛藤していて、何もかもうまいこといかず」
(伸子さん)「生きてるのが今しんどいですか?」
(井上さん)「結構しんどいです。社長さんにも言ってないけど、実際はしんどい」
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約1時間、伸子さんは井上さんの話に耳を傾け続けました。「加害者を社会から取り残さない」。伸子さんが犯罪被害者を減らすために出した一つの答えです。
(伸子さん)「行き場がないとか、思いを言えないとか、そういったことを誰か聞く人が必要だと思うし、それが再犯を少しでも防止する何かきっかけにつながると思うので、加害者の方に対してはやっぱり再犯を防ぐ手段として必要かなって。少しでも何か動きに関われたらいいなと思います」














