複雑すぎるアナウンス!DJの仕事内容とは…

朝の通勤ラッシュ時には、2分おきに行き先の違う電車が入ってきます。
案内放送がとにかく大変で、目の前にあるモニターの情報を元に「行き先」、「乗車位置」、「停車駅名」、「乗り換え情報」に至るまでスラスラとアナウンス。
しかし、これだけでは終わりません。吉泉さんが「ドアが閉まります」という案内と共に、手元にあるボタンを押しました。このボタンの正体を尋ねると…。
(名鉄名古屋駅・吉泉洋 駅長補佐)
「ブザーを鳴らして、ホーム上の係員が旗を上げてくれると、そこで『(扉を)閉めていいよ』という最後のブザーを鳴らして車掌に合図する。それで車掌が(扉を)閉める」
電車の案内だけでなく、上から見ていてドアを閉めていいかどうか判断するのもDJの仕事。ここで、後続の電車の遅れの情報が入りました。
すかさず遅延情報アナウンスし、さらに続けて、次に入ってくる電車の案内も忘れません。電車が停車する前に、行き先の最短時間の案内まで入れる、完璧な時間コントロールです。
(名鉄名古屋駅・吉泉洋 駅長補佐)
「難しい点は、異常時になるといつもと全然違うことになるので、電車の(時間の)間隔も空いたり、より短くなったりするので。電車の順番が変わったり、そうした場合にすぐ対応して。あそこの場所(小部屋)に1人しかいないので、理想は次の電車が入ってくるまでに放送をし終わらないといけない」