小鹿田焼の里で大分県日田市の教育委員会が誤った指導を続けていた問題で、問題発覚から1年が経った今も窯元に対する被害を弁償していないことがわかりました。

13日夜は日田市内で小鹿田焼の里を巡る問題の経過報告会が開かれ、窯元や地域住民らおよそ30人が参加しました。

2008年に国の重要文化的景観に指定された小鹿田焼の里を巡っては、去年11月に市教委が誤った指導で建設行為を制限し、窯元に経済的な損失を与えていたことが発覚しました。

会合では問題発覚から1年が経った今も、市が窯元に対する被害を弁償していないことが明らかになりました。参加者からはこれまでの市の対応を問題視する意見が相次ぎました。また、重要文化的景観に対する否定的な意見も多く、市教委が対応を迫られることになりそうです。