年末年始の新幹線などの予約数がコロナ前の水準を上回った事が分かりました。
なぜ予約が増えたのか。年末年始の旅行の傾向もあわせてご紹介します。
年末年始の新幹線は注意 のぞみが全席指定で予約数増加
齋藤慎太郎キャスター:
まず、2023年の年末年始の状況です。新幹線などの指定席の予約数は、11日時点で、JRグループの予約数が350万席となりました。前の年と比べると約1.5倍、2018年度と比べると、約1.1倍ということで、コロナ前を上回りました。
新幹線の予約のピーク日を見ていきますと、下りが12月29日と30日、上りが1月3日となっています。

では、なぜ予約数が増えているのでしょうか。
ニュースでも話題になっていますが、のぞみが全席指定になります。期間は12月28日~1月4日で、指定席数は(1列車あたり)通常時の約1.3倍に増えるということで、予約をしなければのぞみに乗れないということです。

航空・旅行アナリストの鳥海高太朗さんにお話を伺いますと、「コロナが5類になって初めての年末年始。ふるさとに戻る人が多い傾向。のぞみの自由席がなくなったことで、予約が例年より早くなっているのでは」ということです。

井上貴博キャスター:
為替の影響もありますので、海外旅行よりも国内旅行という流れもあるでしょうけど、今は、のぞみよりも安くて景色をゆっくり楽しめるこだまやひかりなど、そっちの需要も高まっているみたいですね。
オンライン直売所「食べチョク」代表 秋元里奈さん:
全席指定になっちゃうから、予約が埋まってしまっていたら、のぞみの場合は希望の電車に乗れない可能性があるということですよね。
齋藤キャスター:
のぞみは乗れないんですが、ひかりやこだまの自由席が混雑するんじゃないかという予想を鳥海さんはされていました。
秋元さん:
今年は早め早めに予約しないとってことですね。