今年、宮崎県内の特殊詐欺の被害総額がすでに2億円を超えています。
県内の被害総額の推移です。
最も被害が多かったのが2014年で、およそ3億5000万円でした。
その後は減少していましたが、去年は1億円を上回り、今年は、先月末時点ですでに2億2000万円を超えました。
被害額が2億円を超えたのは9年ぶりです。
県警によりますと、件数自体は実は去年より少ないのですが、1件当たりのだましとられる額が大きいそうです。
また、特徴として、1人の被害者をさまざまな手口で繰り返し狙うという傾向もあるそうです。
気になるのが手口ですが、今年、被害の件数が最も多いのが、「サポート詐欺」と呼ばれる手口です。

例えば、インターネットを見ていると、大きな音とともに警告文が表示されます。これを消そうと問い合わせ先に連絡すると、ウイルス除去の修理費などとして、電子マネーの購入やクレジットカード情報を教えるよう指示される手口です。
警告文が出た場合は、指示に従わず、画面を閉じてください。
改めて、特殊詐欺の被害に遭わないためのポイントです。

(1)不審なメールやインターネットのURLを開かない
(2)電話やメールで、現金や電子マネー購入を要求されたら詐欺を疑う
(3)困ったらすぐに警察や消費生活センター、身近な人に相談をしましょう。
手口は巧妙化してますので、1人で判断せずに、まずは落ち着いて相談することが大事です。