2023年は秋も雨が少なく、収穫を2週間ほど遅らせることができたため、さらにブドウの熟成が進んだそうです。

ブドウの糖度が高いと、アルコール度数が高くうまみ成分が多い「味の濃い」ワインができるといいます。

池田さん:
「(ワインづくりは)これをつぶして、酵母を入れて発酵させるだけなんですけど、だからこそブドウの風味の影響はものすごく大きいです」

池田さんは、長期的な気候の変化も感じています。

山﨑アナ:
「初めて栽培されたのが20年ぐらい前だと思うんですけど、そのころから今の気温でブドウの状態やつくれる品種が変わってきている?」
池田さん:
「たぶん変わってきていると思います。ここでは作れないと言われている品種が、ある程度熟すようになってきた」

これまでにない品質という2023年のカベルネソービニオンで仕込んだワイン、飲めるのはいつ頃になるのでしょうか?

池田さん:
「たぶん10年後に出すかもしれない。皆さんが10歳年を重ねたころにリリースするので頭の片隅においておいていただければ嬉しいかなと」