プロ野球ヤクルトの背番号「17」清水昇投手(27)が12日、都内の球団事務所で契約更改に臨み、今季年俸1億円(推定)から3000万円アップの1億3000万円でサインした。
プロ5年目の今季は56試合に登板。1勝8敗、38ホールド、防御率.2.98。4年連続50試合以上登板と投手陣を支えるもチームは5位という結果に「個人としても悔しいシーズンでしたし、思ったような数字が出なかったっていうのは正直なところ」と悔しさを話した。
2021年シーズン、歴代最多となる50ホールドを記録。20・21年には2連続最優秀中継ぎ賞のタイトルを獲得。チームの連覇に貢献するなど投手陣を支えている清水。来季の目標に「全て奪還」を掲げ「リーグ優勝、日本一奪還も出来なかったですし、個人的にもタイトルも最後逃してしまったので全て奪還できるように」と今季逃した最優秀中継ぎのタイトルと2年ぶりのリーグ奪還へ強く意気込んだ。
そして、小川泰弘投手(33)から選手会長を引き継いだ清水は「まだまだ年齢的にも任されるような年齢ではないですけど、自分なりに投手・野手の方と意見交換して上手くやれれば」と来季も投手陣のみならず、チームを引っ張ることを誓った。
■清水昇(しみず・のぼる)
1996年10月15日生まれ27歳。右投げ左打ち。帝京高~國學院大~2018年ドラフト1位でヤクルトに入団。20年・21年最優秀中継ぎ。2021年50ホールドを記録し、11年ぶりに日本記録を更新。