『アルバイト募集』などをうたうSNSアプリのメッセージを信じた長崎県雲仙市に住むアルバイトの女性(20代)が約155万円をだまし取られました。
警察は架空料金請求詐欺事件として捜査しています。

被害にあったのは雲仙市に住むアルバイトの女性(20代)です。

警察によりますと、11月20日、女性の携帯電話に、SNSアプリ『LINE』のアカウント名「応募受付・原奈」を名乗る人物から
「私たちは楽天市場の各店舗と提携しているパートナー会社です」
「現在、アルバイト従業員を大量に募集しており、日給は3万円から5万円」
「何も買う必要はありません。『いいね』は給料を得ることができます」
というメッセージが送られてきました。

その後、女性は、SNSアプリ『Telegram』のアカウント名『トップ受付係 ダイアモンド』を名乗る人物から《インターネットのショッピングモールの店舗で“いいね”を押した画像》を送信するよう指示されました。

女性がそれに従い送信すると「効率的に高い収入を得るために5千円~10万円が必要」というメッセージが送られてきました。

女性が5千円 入金すると、9千円 送金されてきましたが、その後は『出金担当者』を名乗る人物から「違約金の振り込み」などを指示され、11月28日にかけて8回にわたって、あわせておよそ155万円をだまし取られたということです。

女性は両親に相談して、だまされていることに気付き、警察に被害を届け出て事件が発覚しました。

警察はニセ電話詐欺(架空料金請求詐欺)事件として捜査するとともに、心当たりのないメールや電話には対応せず警察などに相談するよう呼びかけています。