82年前の12月8日は太平洋戦争が始まった日です。岩手県盛岡市では母親たちの団体が召集令状=「赤紙」を模したビラを配って戦争への反対を訴えました。

盛岡市中心部で実際の召集令状が写された赤いビラを配ったのは、県母親大会連絡会のメンバー29人です。太平洋戦争を含む第二次世界大戦では軍人・市民あわせておよそ310万人の日本人が犠牲となりました。イスラエルの攻撃が続くパレスチナのガザ地区では現在、1万2千人以上が殺害されそのうち6千人以上が子どもたちと言われています。活動に参加した女性たちは悲劇を二度と起こさないようにと呼びかけ、憲法9条改正に反対する署名を呼びかけました。

(ビラを受け取った女性)
「本当にこれが息子に届いたらと思うと絶対に戦争はやりたくないという気持ち。これから東京で息子と会うので、『お前たちは幸せだ、平和を守ってくれ』と伝えたいと思います」

集まった署名は来年度、国会に提出されます。