「マイコプラズマ肺炎」かも? サインは?受診の目安は?

加藤キャスター:
そして気になってくるのは、受診の目安です。
いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道 院長:
「診断が難しい。抗原キットで検査できるが、発症した直後でないと陽性反応が出ない」
発症のサインとしては、“咳”そして“倦怠感”が1週間以上続く場合は病院へ行ってください。また、周囲に患者がいるかどうかアンテナを張ることも大切だということです。
井上キャスター:
この一連の報道で気になるのが、中国で複数の呼吸器疾患での患者が増えている。しかしこれは「今まであった既存のウイルスなどで問題がない」と中国は説明してますが、新型コロナときも最初はそうだったじゃないすか。そういうことになってないことを祈りますが、どうご覧になってますか。
いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道 院長:
1か月以上前から気にはなっていて「中国だけで収まってるのかどうか」を慎重に見てましたが、その後韓国、最近だとアメリカ、デンマークでも増加しているということを考えると、いま、国際交流も非常に盛んになっているので、各国で増えていることを考えますと、日本でも増えてきてもおかしくないと思います。
そして、中国のマイコプラズマの中でも「耐性菌」、抗生物質が効かない菌が増えているということも、より詳しいデータが知りたいところですよね。
田中ウルヴェ京さん:
やはり「公衆衛生」という言葉のあり方だと思ってます。日本だけでなく、世界中でパブリックヘルス、みんなの健康をどうやって考えるか、ということを考えていかないといけないんだなということを、感染症を聞きながら本当に感じることですよね。