津山市にある岡山県北部で唯一の短期大学「美作大学短期大学部」が志願者の減少により2025年度以降の学生募集を停止すると発表しました。

(美作学園 藤原修己理事長)「本当に残念ながら、ここで募集を停止するということを決断したわけでございます」

短大を運営する法人、美作学園によりますと美作短大は、2019年度から急速に定員割れが加速し、今年度は(2023年度)110人の定員に対し58人と定員の53パーセントとなっています。

理由として、津山市周辺の18歳人口の減少や、四年制大学を志向する傾向が強まり、県外から学生が集まらなくなったことなどを挙げています。

美作学園は「こうした社会状況の変化は回復できない」と判断し、短大の2025年度以降の学生募集を停止する決断に踏み切りました。来年の入学者が卒業する2026年3月末をもって短大は廃止となり、70年以上の歴史に幕を閉じるということです。