宮城県多賀城市で6日、「3Dプリンタ」を使ったコンクリート構造物の施工について見学会が開かれ関係者らが建設業界に導入されている最新技術を確かめました。
等間隔で積み重ねられるコンクリートの層。全て「3Dプリンタ」によって作業が行われています。

多賀城市で開かれた見学会では、3Dプリンタでコンクリートの壁を作る様子が建設業界の関係者らに公開されました。建設用の3Dプリンタは複雑な曲線の構造にも対応でき工期の短縮や技術者不足の解消にも繋がるとして期待されています。

仙台市内の建設コンサルタント会社:
「いま、型枠工も鉄筋工も少なくなってきているので、すごく生産性が向上すると思う」

3Dプリンタで工事を行う橋本店土木部 東俊洋次長:
「強度も通常のコンクリート以上に強度は発揮できるので満足」

3Dプリンタは県内では、2019年の台風19号で被災した丸森町の災害復旧工事の一部に導入されていて、見学した人たちは最新の技術に見入っていました。