「貫通型の先頭車両」でスピード感を出すためには?
「特に貫通型の前に扉がある方は、なかなかスピード感を出すというのが難しかったんですけれども、今回『斜めに切ったデザイン』を使うことで、(【画像㊳】のように)結構そちらの方もスピード感という、『らしさ』というのは出来たのかなというふうには思ってます」
「観光列車だったら、路線とか名前のイメージから行くんですけれども、特急列車というのは、やっぱり『スピード感』だったり、列車を見たときに『この列車で遠くまで行けるんだ』『旅行に出発するんだ』というような高揚感を掻き立てるような、思い起こさせるようなものが出来たらいいなと思っています」
「なので、今回、もうそういう意味では『スピード感』というところは結構表現できたのかなと思っているので、この辺りはまた皆様のご意見もお伺いしながらにはなるんですけれども、『特急らしい』スピード感、スマートさを何とか表現したいなと思って、今回の列車も作らせていただきました」
「あと15年は走って貰いたい、SDGsな車両です」
ー「今後あと15年」ということは、やっぱり意識されている?
「そうですね、インバーター回路とか今回変えたということで、やはり機器も新しいものにした方が色々と効率も当然良くなりますし、車両自体も今まで30年走っているんですけれども、そういう機器を更新すれば、まだこの後も十分走れる車両です」
「ですので『SDGs』が今キーワードになっているんですけれど、長く大切に我々も車両を使っていただきまして、乗っていただいた方の愛着もある列車かと思いますので、そういう意味ではこの先も我々も大切に保守して走っていくということで、お客様も今まで通りに、新しいデザインにはなったんですけれども、ご利用していただけたらいいかなと思っております」
「モーターとかは基本的には変わってないんですけれども、そこを送る電気の制御ってすごく大変なので、デビューしてから30年経っているので、制御する装置自体の性能がだいぶ上がってます」
「でも電力消費とか、いろいろなその制御の仕方とかっていうのはずいぶん進化したものにはなってますので、そういうところでは『SDGsに繋がるのかどうか』は分からないんですけれども、効率的な装置に切り替えたというところにはなっていると思います。電力消費が効率的になって下がるかもしれない。多分そういうところはいけてると思います」














