JR四国は「みんなでいま列車を作っている」

ー松岡さん自身、入社当時にデビューした8000系をリニューアルして「会社の顔だ」というふうにおっしゃっていますが、個人的な思いとして、松岡さんも「会社の看板をデザインする」ところもやってみたい?

【画像⑳】松岡さんにデザインを託した!JR四国

「そうですね、本当に列車のデザインやらせてもらっているというのは、会社に入ったときにこの列車を見たときに『自分がする』っていうことは全然考えてなかったんですけれども、やっぱり本当に『JR四国』というイメージの中で列車の顔というのが出てくる機会が多いので、そこの仕事をやらせてもらってるっていうところはすごくやりがいもあるんです」

「けれども、すごいプレッシャーもあって、本当に車両スタッフの方とか、いろいろな方に意見ももらいながらやらしてもらっています」

【画像㉑】

「僕自身は本当にすごい結構プレッシャーをもらいながら、それだけ注目されている仕事をさせてもらってる、というところが有難いなと思ってます。でも僕もそこそこいい年になってきたので、こういうのを若い子にも繋いで行かないといけないなと思っているので」

「今回みかん柄のシートのデザインも(【画像㉒参照】)、いま記者の皆さんをアテンドしている子にやってもらったんですけれども、そういう意味で『会社全体で今列車を作っている』と。いろんな人が携わってJR四国の列車作れるっていうことを、この先もやっていけたらいいなっていうふうには思ってます」

【画像㉒】「若い子がデザインした」シート よく見るとみかんがいっぱい!

「デザインってすごい!」と改めて感嘆

ーというように、松岡さんのインタビューをほぼ全部文字起こしさせて頂きました。

そんな中「やはりデザインって凄いな」と思うのが、【前編】では「8000系は丸っこくて可愛い」と書かせて頂いたのですが、松岡さんが「スピード感を出したい」と外観をデザインし直した結果、8000系が黒の配色も相まってものすごくスマートに、スピードが出そうな印象にガラッと変わったという点です。

8600系が活躍している一方で、JR四国の名車の一つ「8000系」もまだまだ活躍してほしいな、とおインタビューを聴きながら改めて思った次第です。

【画像㉒】とにかく「速そう!」な印象に生まれ変わった新・8000系

リニューアル8000系はいつデビュー?どうやったら乗れそう?

ちなみにリニューアルした8000系ですが、12月23日には松山発・伊予西条行きのツアーでの運行でデビュー。

その後は、12月24日から主に3両編成の特急「いしづち」として高松―松山間を1日2~3往復するということです。運行は前日までに分かるとのこと。 なおJR四国の8000系は全部で11編成あり、2027年度までに順次リニューアルされる予定だそうです。

ちなみにRSK山陽放送の本社がある岡山の地には、これから年末年始の繁忙期に、宇多津駅で分割されない「しおかぜ」として長大編成(最大8両)でやってくる可能性もあるとのことでした。

リニューアルした8000系が、国鉄車両で溢れるレトロ感あふれるJR岡山駅の、6&8番線に流れ込む日を、楽しみにしております。

【画像㉓】岡山駅でも、リニューアル8000系の登場を待っています!

【前編】を読みたい方はこちらからです!