客が支払った住宅の改修工事費などを横領したとしたとして、富山市の建築会社で営業部長を務めていた男が逮捕されました。金額の一部は“投資”に使用したとみられています。

業務上横領と背任の疑いで逮捕されたのは、富山市上赤江町の赤尾保昭容疑者(52)です。

赤尾容疑者は富山県射水市内の建築会社で営業部長として勤務。その会社で2019年3月から9月までの間、合計4回にわたり、住宅改修工事等の契約を結んだ客からの代金・合計557万円を着服して横領した疑いがもたれています。
また、5月中旬から6月初旬の間に、外壁工事などを契約した別の客に対して、代金計432万余りを、赤尾容疑者自身の口座に入金させたとして、会社に損害を加えた背任の疑いももたれています。

警察の調べに対し赤尾容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているということで、横領した金額の一部は投資関係に使用したとみられています。

赤尾容疑者を巡ってはこのほかにも、2019年10月末ごろ、会社と建築工事請負契約を結んだ客からの代金約250万円を自身の口座に入金させ、会社に損害を加えた背任の疑いで、2023年11月に逮捕されています。