なぜ?「盛り土規制法」適用には時間が…

大量の土砂を規制するため、去年5月に「盛り土規制法」という法律が制定されています。この法律はおととし7月、静岡県熱海市で28人が亡くなった土砂崩れなどを受けて、危険な盛り土を規制するために制定されたものです。

ただ今回、この法律を適用するためには、まだまだ時間がかかります。適用には、先に「盛り土などの崩落で人家に被害を及ぼす可能性があるエリアを規制区域として指定する」必要があります。

この規制区域を指定するためには、さまざまな調査のほか、県と村の協議も必要になるため、県は1年半後の2025年5月の適用を目指しているいうことです。

それまでの間は、県はすでにある法令でこれ以上盛り土が作られないよう対応を検討するとしていますが、土砂が間近にある住民の安全確保、そして不安を解消するためには、一刻も早い対策が待たれます。