福島市内の医療機関で行われた新型コロナウイルスの予防接種で、使用済みの注射器が誤って使用されたことがわかりました。
福島市によりますと、11日、福島市が予防接種業務を委託している市内の医療機関で、1人目の接種に使った注射器の針を廃棄せず、2人目となる80代の女性への接種の際、再び使用したということです。
この医療機関では、使用した注射器は廃棄ボックスに入れていますが、誤って使用した注射針に再びキャップをして、もともと注射器が置かれていた場所に戻してしまったということです。このため、未使用の注射器と誤って、80代の女性に刺しましたが、すぐに使用済みの注射器と気づき、針を抜いたということです。
80代女性の健康状態に異常がないことを確認していますが、現在、感染症の有無を調べるための血液検査を行っているということです。
市は、この医療機関に対して聞き取りを行い、再発防止策を市に報告するよう指導しました。また、市内の委託医療機関にこの事案を共有し、再発防止を呼びかけるということです。














