12月4日午後10時ごろ、富山県射水市でドライブレコーダーに記録された映像。画面右から左へと流れていく光の筋。流れ星の中でも特に明るく輝く“火球”とみられます。
帰宅中に目撃したという男性によりますと、実際は「満月の半分くらいから3分の2くらい」の大きさに見えたということです。

この男性、実は5年ほど前にも岐阜県高山市付近で運転中に火球を目撃していて、当時はドライブレコーダーを車に搭載していなかったということで「また見れた!ドライブレコーダーで記録できてうれしい」と2つの喜びがあったということです。
火球とは、宇宙のちりなどが地球に飛び込んできたものです。

こうした現象は「流れ星」と呼ばれますが、そのうち光の明るさが特に明るいものが「火球」と呼ばれ、地上に落下すると「隕石」になります。

年に数回現れ、わずか2秒ほどで消えていく火球。地上に落ちて隕石になれば、人類が宇宙を知るチャンスにつながるといいます。
富山市科学博物館 近藤秀作さん:「宇宙のものを僕たちが手にできるものって隕石ぐらいなんですよね。太陽系にはどんなものがあって、どんな材料をもとに僕たちはできたのかという新しいロマンにも広がっていくんじゃないかと思っています」

