出産間近の牛がいる牛舎で何度も鳴らされた爆竹。“卑劣な行為”によって「流産の危険」もあるといいます。
■「卑劣な行為だなとしか・・・」母牛流産の可能性も 牛舎のそばで爆竹5分

7月4日午前2時40分ごろ、沖縄・うるま市の牛舎で牛たちがゆっくり休んでいると・・・牛舎の外で白い光が動いているのが分かります。すると、次の瞬間!

激しい閃光と共に響く、けたたましい破裂音。それが何度も・・・!!
驚いた子牛は網に突進、引っ掛かってしまいました。

異変に気付いた牛舎の経営者が監視カメラのライトをつけると、止んだといいます。破裂音の正体は・・・大量の爆竹の破片でした。

牛舎の経営者
「人がいない時にやるというのがもう・・・“卑劣な行為”だなとしか思えなくて」

約5分にも及んだ爆竹の被害。これが、牛に“ある影響”を及ぼす可能性があるといいます。
牛舎の経営者
「(爆竹のあった近くは)7月お産の子と、8月お産の子が入っている部屋なんです。(破裂音で)流産の危険があるらしくて。花火の音で流産した前例はあるみたいです」
牛舎の経営者によると、7月17日に出産予定の牛が、予定よりも早くお産の兆候が出始めているといいます。

被害にあった経営者は警察に通報。警察はパトロールを強化するということです。