東京都の小池知事が、全ての高校で授業料を実質無償化する方針を明らかにしました。
東京都の新たな子育て支援策

「高校授業料の実質無償化や学校給食費の負担軽減に大胆に踏み出し、
スピード感を持って、子育て世帯を全力でサポートしてまいります。」
12月5日、東京都の小池都知事は、高校授業料の実質無償化を進めていく方針を明らかにしました。
現在、都内に住む高校生の授業料は、
都立高校⇒国の支援金で年間11万8800円が実質無償
私立高校⇒国の支援金と都の支援金を合わせ、年間47万5000円まで実質無償
とされていますが、対象となっているのは年収910万円未満の世帯です。
東京都はこの所得制限を来年度から撤廃し、実質無償化を図ります。
経済評論家の見方は

恵俊彰:
この判断を加谷さんはどうご覧になっていますか?
経済評論家 加谷珪一氏:
一昔前であればお金持ちの人が私立に行くなんていうイメージもあったんですが、最近そうではなくなってきていますし、2人3人とお子さんがいらっしゃる家庭はもうとにかく教育負担が重いというのがありますから、これは全ての世帯にとって非常にメリットのある施策ではないでしょうか。
コメンテーター 土屋礼央(11歳男児の父親):
非常にありがたいと思います。
うちの息子の中学は公立なんですけど、みんな私立に行きたいっていう中で、塾に全員通わせてってなると「毎月のお金が…」みたいなことがいろいろあるので、ありがたいですよ。
僕ちょうど昨日東京都の「018サポート」の手続きをやったんですけど、新たなアプリをダウンロードしたりとかして、1時間以上かかった。
所得制限がないことで手続きがシンプルになって、余計な経費がかからないようにしてくれたらと思います。
あと、学校のクオリティを上げるためにも何かお金を使っていただけたらありがたいです。
コメンテーター 朝日奈央:
無償化になることで習い事にお金を使えたりとか、他のことに使えるのはいい。
将来子どもを持ちたいと考えている若い世代の方は、お金の面で不安がある方もたくさんいると思うんですけど、こういう制度があるといいなと思います。