北朝鮮で11年ぶりに「全国母親大会」が開催され、金正恩総書記が目を潤ませているかのような場面がみられました。娘の存在を強調する動きも出ています。

きのうの北朝鮮国営テレビの番組。多くの女性たちが首都・平壌に集結し、金正恩総書記も会場に姿を現します。

北朝鮮 金正恩 総書記
「第5回、全国母親大会の開会を宣言します」

11年ぶりに開かれたという「全国母親大会」で、金総書記は母親の役割の重要性を強調しました。

北朝鮮 金正恩 総書記
「社会が発展し文明化するにつれ、女性の地位と役割は一層高まり、国力の強化と革命の前進における母親たちの貢献はより大きくなります」

母親たちの取り組みに感極まったのか、金総書記が目元をハンカチで拭う一幕も。

大会は2日間行われ、韓国メディアは女性の尊厳を強調し自身の娘を後継者とする準備が狙いだとの分析を報じています。

その娘は最近、北朝鮮が存在をアピールする「偵察衛星」打ち上げの祝賀パーティーに参加したり、父とそっくりのファッションで軍を視察したりしています。

徐々に存在感を増す様子に、韓国政府高官は…

韓国大統領府 国家安保室長
「これまでが『娘が後継者なのか?』と考える段階だとしたら、今は『後継者だと思っていいのか?』と突き詰める段階ではないか」

また、アメリカ政府系の「自由アジア放送」は、娘に「朝鮮の新星女将軍」という新たな称号がつき神格化が始まったと報じています。