巨人の坂本勇人内野手(34)が5日、都内の球団事務所で契約更改に臨み、現状維持の年俸6億円(金額は推定)でサインした。

今季は116試合に出場し、打率.288、22本塁打、60打点。「開幕してからなかなか思うようにいかなかった。ただケガがなければまだまだやれるなと手応えを感じたシーズンだった」と1年を振り返った。

6月に右太もも裏の肉離れで約1か月離脱、ルーキーの門脇誠(22)の台頭もあり定位置だった‘‘ショート‘‘から‘‘サード‘‘に挑戦した。「サードをどうやったら上手くなるのかなっていう楽しみがまた新しくできた。また一から野球が始まった感じ」とプロ17年目で初のポジション変更に目を輝かせた。

チームは2年連続でBクラスに沈み、新たに阿部慎之介新監督(44)が来季から指揮を執る。「優勝しないと何も評価されないチーム。僕は阿部監督には特別な感情もありますし、一緒にチームがいい方向に向いていけるように全力でやっていきたい」と語り、来季の目標については「この3年、4年ケガが多い。優勝ですね。優勝して監督を胴上げしたい」と4年ぶりのリーグ制覇に向け、意気込んだ。