12月なのに“20℃超”続々?週末は「季節外れの暖かさ」か

では具体的に週末からどれくらい暖かくなると予想されているのでしょうか。気象庁の週間予報支援図をみると、地上の気温を大きく左右する上空1500メートル付近の気温は、今週後半以降、福岡の上空では平年よりも5℃以上高くなる予想となっています。

さらに2週間先までの上空1500メートル付近の気温予想をみても、西日本では10日ごろをピークにその前後数日間では平年よりもかなり高い状態が予想されています。

これから先はしばらくは、上空では朝鮮半島付近が気圧の尾根となる状況が続くため、西日本付近の上空1500メートル付近には暖かい空気が入りやすくなりそうです。このため寒気の影響を受けにくく、気温の高い日が多くなり、「かなり高い」日も出ると予想されています。

気象庁の週間予報(5日午前11時発表)では、9日(土)の最高気温は、
 25℃ 那覇
 22℃ 福岡・鹿児島
 21℃ 高知
 20℃ 広島・松江・大阪・東京・金沢

などと予想されています。

特に今週末から九州や中国・四国、近畿地方では、平年に比べて6~9℃も気温が高い「季節外れの暖かさ」が予想されています。

7日(木)は二十四節気の一つ「大雪」で本格的な冬の寒さが訪れる頃とされていますが、今週末は西日本を中心にいったん季節が逆戻りするような暖かさとなりそうです。冬の農作物の管理などはご注意ください。