メジャー史上最高の総額6億ドル(約880億円)とも予想される大谷翔平(29)の球団決定はいつとなるのか。球団関係者が一堂に会するウインターミーティング(日本時間5~8日)開催前日の3日(日本時間4日)には大谷が移籍候補の一つとされているジャイアンツの本拠地・サンフランシスコを訪問していたことが明らかになった。ウインターミーティング中にも最終決定するとしていたアメリカメディアでも朗報は翌週からクリスマス前の期間に持ち越される事が伝えられた。注目選手の大型契約はオフシーズンのファンを惹きつけ期待を抱かせるビックニュースであり、これまでも様々なサプライズや仰天契約内容があった。

お金より大事な条件“遠征先のバスタブ”

年俸や総額ばかりが契約の全てではない。トレード拒否権、マイナー拒否権、ファーストクラスの往復航空券、英会話レッスンなどを含める選手の契約条項がこれまでも伝えられてきた。

2019年1月、菊池雄星シアトル・マリナーズ入団

2018年にメジャー挑戦を表明した菊池雄星(32、トロント・ブルージェイズ)は当時、最初のチームとなるシアトル・マリナーズ入団の決め手を「一番は自分の事を一番必要としてくれている」「一番最初にオファー頂いた」と語った。その交渉時において希望する条件には「通訳」「トレーナー」の帯同や「遠征先の浴槽(アメリカには浴槽“バスタブ”付の部屋が少ない)」を挙げ、「怪我をしない様にする準備、そちらの方が僕は大事」と独占取材で明かしてくれていた。メジャー大谷争奪戦も金銭面と共に大谷翔平選手、本人の求める条件が鍵となる。