高岡市の角田市長とともに、ビジネスクラスを利用してアメリカ出張に参加した高岡市議会の中川議長に対し、一部の市議から市民へどのように報告するのかを問う声があがりました。
高岡市議会の中川議長は、10月のアメリカ出張の成果について…。
高岡市議会 中川加津代議長:「訪問した先々でタフな交渉を行う角田市長の新たな挑戦を見届けることができました」

中川議長は「フォートウェーン市議会の女性議員との交流が実現した」「議会の代表が参加したことは意義深かった」などと成果を報告しました。

角田市長や中川議長らの10月のアメリカ訪問を巡っては、ビジネスクラスを利用した訪問団の旅費が、1人あたり183万円と11年前の6倍に高騰し、市民から批判を受けました。
高岡市議会 中川加津代議長:「航空機の座席について、市民の方々から多くの批判が寄せられたことは、規定の運用や、行程の決定に際して、どのように議会が関与していくかなど多くの課題が示されたものと真摯に受け止めております」

報告を聞いた市議からは…。
立憲民主・社民議員団 上田武市議:「市民にはどのような形で報告するのか」
高岡市議会 中川加津代議長:「市民に向けてのメッセージも込めて私のほうから報告をさせていただいたと考えている。また市民の方からさらに色々なお話をお聞きになりたいということであれば積極的に出向いてまいります」
そして本会議で中川議長は辞任願を提出。ことし3月から務めた議長を辞任しました。辞任とビジネスクラス問題との関係を聞くと…。


記者:「ビジネスクラス問題と辞任の関係は?」
高岡市議会元議長 中川加津代議員:「それは全くございません」「慣例で12月定例会で正副議長の交代人事のタイミングでございました」
記者:「市の規定はどうあったらいい?」
高岡市議会元議長 中川加津代議員:「飛行機の座席クラスについてご意見が出ましたので、今後、議会が様々な活動をする際に、どういった方法で市民の理解を得ながら活動を有意義に展開する方法がベストなのか、議会の方で議論していくタイミングが設けられればいいなと思っております」