大分県別府市で去年起きた大学生ひき逃げ死傷事件で、重要指名手配されている八田與一容疑者の目撃情報について、3700件を超えたことが分かりました。11月は全国一斉に警察庁指定の重要指名手配被疑者の捜査強化月間でしたが、大分県警は引き続き、八田容疑者の追跡捜査に全力をあげています。

大学生ひき逃げ死傷事件に関する情報提供について、大分県警は11月末までの状況について発表しました。それによりますと、総情報件数は3769件に上り、このうち八田容疑者に似た者の目撃情報は3499件です。

地域別では「関東」が最も多く1325件、次いで「九州」が471件(大分325件)、「近畿」が420件、そのほかの地域が618件です。またインターネット上の動画や画像に似た者が映っているなどの情報は340件となっています。

なかでも「関東」での目撃情報(9月末時点679件・10月末時点1107件)は引き続き大幅に増加傾向です。

捜査特別報奨金の対象事件に指定されてからの総情報件数(9月15日~11月末)は2290件。目撃情報は2158件で、地域別では「関東」が943件、「九州」が269件(大分115件)、「近畿」が249件、そのほかの地域が379件です。