“パワハラ”と“指導” 悩む境界線

久保田編集長:
改めてパワハラとはどういうことなのか、国はこう定義しています。

【職場でのパワーハラスメントの定義】※厚労省
・優越的な関係に基づいて行われること
・業務の適正範囲を超えて行われること
・身体的・精神的な苦痛を与えること。または就業環境を害すること

柏木編集長:

線引きが非常に難しい。前に取材したカウンセラーの方が言っていたんですけれども、業務を妨げてしまったことについては指導した方がいいけれども、その人の人格を否定するような事はいけない。

例えば「嘘をついてはいけないよ」とは言っても、「君は嘘つきだからいつもこうやってる」という言い方はダメですよと。

久保田編集長:
新しく就職した人に聞いたこんな調査もあるんですね。

【現在の職場を「ゆるい」と感じる】
「あてはまる」「どちらかと言えばあてはまる」=36.4%

※リクルートワークス研究所調べ 2019~2021年に就職した人

柏木編集長:
私どもで「上司の優しさがいらない女たち」という記事を出したことがあって、過度に配慮するため、怒られないから本当は学べることが学べないとか、あるいは同じことをやっても辞めそうな人には怒らないとか、機会損失というか…難しいですね。伝え方ひとつで、全体の業務にも差しさわりますし。

小川キャスター:
今、若い世代は転職が当たり前になっているので、しんどいと思ったら次の職場に移ろうっていう気持ちを後押しするような環境もあると思うんです。

柏木編集長:
そこはお互いを信頼できるようなコミュニケーションをするしかないですよね。

久保田編集長:
今、デジタル編集部というところにいるんですけど、デジタル技術を駆使するので下の子から学ぶことが多いんですね。上下関係が柔軟になっていくと結構フラットになっていくと思ったりはすることがあって、関係性って大切だなと思うんですね。

小川キャスター:
世代でくくらず、1対1の関係の中での対話ですよね。

プチ鹿島さん:
よく「怒る」と「叱る」は違うみたいに言いますけど、そういうのも大事なのかなと思いますけどね。

小川キャスター:
答えは出ませんが、考えていくのが大切ですね。