薬物事件に端を発し、廃部の危機にある日本大学アメフト部。きょう午後3時、現役部員2人がJNNの取材に応じ、複雑な心境を明かしました。
日本大学 現役アメフト部員
「もちろん、問題の大きさ・重大性は身に染みて感じている部分はあるのですが、潔白である生徒が大多数で、本当に数人のせいでこの生活が奪われるというのは、どうしてもチーム競技とはいえ、納得できないというか受け入れられない部分が、今残された者たちからすると、その部分が強いんじゃないかと思っています」
「自分たちに連絡があったのは火曜日の夜です。連絡網上で監督から『廃部になりました』と。(Q.監督から?)そうです」
「(Q.そのメールを見てどう感じましたか?)そのメールを見たときは、最初はもう何て書いてあるかわからないくらい動揺して。なかなか受け入れられはしませんでした」
「少しは覚悟をしていたんですけど、いざ実際に告げられてみると、やっぱり受け入れたくない」
薬物事件に揺れる日本大学「フェニックス」。学生優勝21回を誇る「強豪」で、日本のアメフト界を牽引してきた「名門」です。名門で強豪。大学はアメフト部を廃部とする方針を固めていて、83年の歴史が今、潰えようとしています。
衝撃が走ったのは今年8月。アメフト部の寮で違法薬物を所持したとして、警視庁が3年生の部員を逮捕したのです。
「(Q.大麻を誰かが使っているとか、見たり聞いたりというのは実際あったのかどうか。ここはやっぱり聞きたい)それは全くないです」
「(Q.逮捕者が出たときは報道で知るわけですか?)本当に信じられないというか、何かの間違いだろうと思いました」
この2人は、事件について「全く知らなかった」といいます。
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