記録的な「値上げラッシュ」となった今年は、1年間で食品の値上げが3万2395品目にのぼったとの調査結果が公表されました。

帝国データバンクは今年1月から12月の食品の値上げは去年より6627品目も多い、3万2395品目となったとの調査結果を公表しました。値上げが相次いだ去年よりも大幅に品目数が増えたほか、値上げ率の平均も15パーセントと去年の14パーセントを上回り、「記録的な値上げラッシュの年」となりました。

値上げの要因として今年は、円安や原材料価格の高騰に加えて人手不足に伴う人件費の上昇を価格に転嫁する動きが相次いだと言うことです。

12月の値上げはソースなどの調味料やバターなどの乳製品677品目ですが、数としては今年2番目に低い水準です。さらに来年1月から4月までに値上げが予定されている数は、ことしの同じ時期と比べおよそ8割少なくなる見通しで、調査した帝国データバンクは値上げは「当面収束するとみられる」としています。