「女性が働きやすい職場」の実現を目指して長野商工会議所が長野市に産休・育休の支援金拡充などを提言しました。

長野商工会議所の職員など6人が29日、市役所を訪れ、女性が働きやすい職場の実現に向けた提言書を荻原健司市長に手渡しました。

提言のもとになっているのは、市内で働く女性などが出席して「どのような職場が働きやすいか」をテーマにして行われた座談会やワークショップで出た意見です。

座談会に参加した女性の発言:
「子育てに時間をかけたい方もいらっしゃるので、選択肢として(育休の)いろいろな選択肢を男性同様に持たせてもらえるのが一番理想かな」

提言には産休・育休に関する支援金の拡充や、3月8日の国際女性デーに合わせた、働く女性が語り合うイベントの企画などが盛り込まれています。

荻原市長は「女性が働きやすい環境を市役所から作っていくことが重要」と前向きな姿勢を示しました。

長野商工会議所 塚田まゆり副会頭:
「意思決定の場に多様な人材を派遣して、良い会社になって良い社会にもなって、みんながwinwinでワクワク働ける社会になってもらえればいいと思います」

長野商工会議所は県内のほかの商工会議所にも取り組みを広げていきたいとしています。