鳥取県鳥取市に本社を置く日本海テレビは、24時間テレビに寄せられた寄付や会社の資金などの一部、あわせて1118万円あまりを着服したとして、幹部社員の経営戦略局長を懲戒解雇とし、警察に被害届を出しました。
日本海テレビは29日午後に記者会見を開き、田口会長の辞任などを発表しました。
日本海テレビジョン放送 田口晃也 代表取締役会長
「弊社の売上金など計1118万円余りを着服していたことが判明をいたしました。このうち264万円あまりが、チャリティー番組24時間テレビに寄せられた寄付金であります」
日本海テレビの記者会見によりますと元経営戦略局長の男性(53)は、2014年から今年にかけてチャリティー番組「24時間テレビ」に寄せられた寄付金264万円あまりと、会社資金の一部853万円あまりを着服していました。
24時間テレビの寄付金は募金の終了後、金融機関に運ぶまでの間に、本社内に保管されていた中から周囲の目を盗んで紙幣などを抜き取り、自分の預金口座に入れる手口で着服し2014年に50万円あまり、2015年に32万円あまりと、2023年までの間に8回着服していました。