第33回プロ野球最優秀バッテリー賞の授賞式が27日、都内で行われ、セ・リーグからは、DeNAの東克樹投手(27)と山本祐大捕手(25)、パ・リーグからは、オリックスの山本由伸投手(25)と若月健矢捕手(28)が出席。山本由伸と若月は1996年~1998年の西武・西口文也投手と伊東勤捕手以来、史上2組目となる3年連続3度目の受賞となった。

若月について山本由伸は「キャッチャーのお手本のような性格。引っ張ってくれる面もありますし、話も聞いてくれる。そんなやさしさがある」と誉めると、若月は「ピッチャーのお手本のようなわがままな性格ですので可愛いです」。愛のある冗談で返し、お互いに笑顔を見せた。

ポスティングシステムでオリックスからメジャーリーグへの移籍を目指している山本由伸は「まだ始まったばかりで、本当にこれからといった状況」と現状を話した。これに若月が「由伸がメジャーに行ってしまうので今後は新しい相方を連れてきたい」と口にし、山本由伸は「シーズン中から若月さんは探していたので心の中にいるのかな」と少し嫉妬心を見せた。

DeNAの東と山本祐は、球団では1998年の佐々木主浩投手と谷繁元信捕手以来、25年ぶりの受賞となった。東が「シーズン中からずっととりたいと思っていた賞を獲得できて嬉しい」と話せば、山本祐は「東さんと二人でとれて嬉しい気持ち」と喜びを語った。

おそろいのスーツと、同じ柄の色違いのネクタイを締めて登壇した二人。スーツは「この賞をとれたらおそろいのスーツで壇上にあがろう」と東が山本祐の9月の誕生日にプレゼントしたものだという。そのお返しに山本祐はネクタイをプレゼント。「すごく東さんは可愛い人なので、可愛いものにしました」と選んだポイントを明かす後輩の横で、東も笑顔。「スーツと合って良いと思います」と気に入った様子だった。