イスラム組織ハマスが、パレスチナ自治区ガザで拘束する人質の一部を解放しました。4日間の戦闘の一時停止も実施されていますが、合意が確実に守られるのか注目されます。
ハマスが解放したのはあわせて24人で、イスラエル国籍の一部の人を乗せたヘリコプターが医療施設に到着すると、出迎えた人たちから大きな歓声があがりました。
記者
「人質の家族や知人が集まる場所では歌を歌うなど、安堵感が広がっています」
テルアビブで連日、解放を訴えるために家族や知人、支援者らが集う広場にはこの日、いつもより多くの人の姿がありました。解放の知らせが入ると、歌を歌う人や、ろうそくの火を涙ながらに見つめる人の姿もありました。
今回の合意では4日間、戦闘を一時停止する間にハマスは人質50人を解放するとしていますが、いずれも女性と子どもに限られる見通しで、成人の男性の解放は見通せないままです。
息子が人質になっている女性は合意を喜ぶ一方、複雑な胸の内を明かしました。
息子(21)を人質にとられた女性
「私の時は10月7日の朝で止まっています。まだ息子を抱きしめられず、羨ましい気持ちです」
人質の解放が始まったことを受け、アメリカのバイデン大統領はカタール、エジプト、イスラエルの首脳に感謝の意を示すとともに、「今回の合意はアメリカの外交努力によって成立した」とも強調。歓迎するとともに、合意の履行状況を注視する姿勢を示しました。
アメリカ バイデン大統領
「きょうの解放はプロセスの始まりだ。あす、あさってと、さらに多くの人質の解放を期待している」
一方、この日イスラエル側も、拘束していたパレスチナ人39人を釈放し、各地で再会を喜ぶ人々の姿が見られました。
まもなく戦闘の一時停止期間は2日目に入り、さらなる人質の解放も実施される予定ですが、イスラエル側は戦闘停止期間が終わった後にはハマスの掃討や人質の全員救出のため作戦を続けるとしていて、先行きは不透明です。
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