23日、仙台市の仙台東高校の敷地内にイノシシが侵入し、校舎の窓ガラスを突き破るなどして逃走しました。イノシシはその後、見つかっておらず警察はパトロールを強化し注意を呼びかけています。今回、イノシシは平野部の住宅街に突如として出没しました。専門家は「河川敷などの茂みから迷い込んできた可能性が高い」と指摘し、もし、出くわした場合は「刺激を与えず静かに立ち去ることが重要」と呼びかけています。

農業・食品産業技術総合研究機構 平田滋樹上級研究員:
「河川とか茂みになっている。そこが住みかとしてや移動経路として使われることは割と多い」

イノシシの生態に詳しい専門家は、23日出没したイノシシについて、河川敷の茂みなどから住宅地に入り込んできた可能性が高いと指摘します。

農業・食品産業技術総合研究機構 平田滋樹上級研究員:
「興奮状態にあったのだと思う。ちょうど今は繁殖期なのでオスは割と行動範囲が広くなる。それも相まってかなと思う」

イノシシは好き好んで人を襲う習性はないものの、興奮状態だと人に危害を加えることもあると話します。

農業・食品産業技術総合研究機構 平田滋樹上級研究員:
「一番怖いのは牙というか歯。牙はすごく鋭い。上下の牙が擦り合わさってナイフみたいに研がれているとよく言われる。服とかも普通に突き抜けたり、切れたりする」

イノシシは視力が低いため、もし出くわした時は大声を出さずそっと後ずさりしながら立ち去ってほしいと呼びかけます。

農業・食品産業技術総合研究機構 平田滋樹上級研究員:
「走って逃げきるのは難しい。猪突猛進だからと直線に走るのではなくて割とカーブとかUターンとかできる。かばんなど気を引けるものがあればそれをそっと置いて立ち去ると割と逃げられる」

平田さんは、もしイノシシを見かけたら警察や市町村に報告し、近くで出没情報があったらなるべく家や車から出ないなどの予防が重要だと話していましたす。