大正時代に造られた宮城県石巻市北上町の木造建築物「旧鈴木家住宅板倉」が国の登録有形文化財に登録されることになりました。

この建築物は、震災後、旧北上町役場跡地に移築されて、現在は、レストランとして活用されています。国の有形文化財に登録されるのは、石巻市北上町十三浜の「旧鈴木家住宅板倉」です。

旧鈴木家住宅板倉

1915年、大正4年にコメを蓄える米倉として造られました。いまは、レストラン「北上川テラス七間倉」として活用されています。テラスからは、四季折々の北上川の河口が一望できます。震災後に、地元の企業が、石巻市桃生町の「鈴木家」から譲り受け、旧北上町役場跡地に移築しました。文部科学省の文化審議会は、旧鈴木家住宅板倉の屋根の妻飾りや置屋根の面戸板に施された細かな彫刻、柱を密に並べた板壁などを、大正時代の技術を伝える貴重な建築物として高く評価しました。

「北上川テラス七間倉」建築デザイン担当 猪又直己さん:
「このような大型の板倉はとても貴重な大型の倉庫。皆さんが雄大な北上川の風景を見に来られるような新しい集いの場ができれば」

県内では、石巻市の河北地区から北上町に移築された「旧佐々木家住宅板倉」も登録有形文化財に登録されます。

また、登米市迫町佐沼の「津島神社本殿」「津島神社拝殿」「津島神社神輿殿」も登録されます。

これらの建造物は、24日、文部科学省文化審議会から文部科学大臣に答申されました。登録は、官報の告示をもって正式決定となります。これで、県内の登録有形文化財は、今回の5件を含め210件となります。