記者:
「これが富山湾で大量に水揚げされているシイラです。1メートルほどでしょうか。重さもあってとっても迫力があります」


黄色い肌と張り出した頭が特徴的な「シイラ」。暖かい海で多く水揚げされる南方系の魚です。それが今、富山湾で大量に水揚げされているんです。

氷見市宇波漁港の漁師は…。

氷見市宇波漁港の漁師・曽場慎太郎さん:
「そんなに量がとれていたイメージは今までなかったですね。多くなってきているというか…」


2023年のシイラの漁獲量について専門家は…。

富山県水産研究所・阿部隼也研究員:
「10月が平年の4倍くらいの漁獲量になっていたり、シイラが非常にたくさんとれている」

富山湾のシイラの年間漁獲量の推移です。1980年代には多くても300トン程度しか水揚げされなかったものが、2021年には過去最高の1400トンに。2023年も過去最高に迫るペースで水揚げされていて、10月末時点ですでに1000トンを超えています。

富山県水産研究所・阿部隼也研究員:
「まだ11月、12月のデータが入っていないんですけど、今の段階でかなり漁獲量は多くて、(過去最高の)2021年に次ぐのか、あるいはそれを超えてしまうのかどちらかだと思います」