■JLPGAツアーチャンピオンシップ リコーカップ(23日、宮崎・宮崎カントリークラブ、6497ヤード・パー72)

国内女子ツアー最終戦のリコーカップが23日に開幕、年間女王を狙う山下美夢有(22、加賀電子)は4バーディ1ボギー、3アンダーの4位タイスタート。森田遥(27、新英ホールディングス)が7バーディ2ボギーのトータル5アンダー、2位に1打差のトップでスタートした。

年間女王争いも最終戦、現在1位、2年連続年間女王を狙う山下はメルセデス・ランキングで2717.19ポイント、2位の申ジエ(35、スリーボンド)は2660.06ポイント、3位の岩井明愛(21、Honda)は2616.80ポイントと3人の差は約100ポイント。今大会の優勝ポイントは400ポイント、2位が240ポイントで3位の岩井が優勝し、1位の山下が今大会2位に入っても逆転年間女王の可能性がある。

山下は1番パー4でチップインバーディを奪いスタートすると3番パー4ではバンカーからチップインバーディ。思わず両手を挙げてガッツポーズを見せた。山下はスコアを伸ばし、前半は2バーディノーボギーの2アンダーで折り返した。

後半も安定したゴルフを見せ、13番、16番でバーディ。17番パー4のセカンドショットでピンそば約1.5mにつけた。しかし、バーディが奪えず、18番パー4でも約1.5mのバーディパットをカップに蹴られてパー。チャンスをつかんだあがり2ホールをものにできなかった。山下は4バーディ1ボギーの3アンダー、4位タイのスタートとなった。

「ショットがぶれていたけど、ショートゲームが安定していたのでアンダーパーで回ることができた」とコメント。年間女王を争っている2位の申ジエと同じ組で回り「気持ちが入った。頑張りたい」と意気込みを語った。

追い上げる岩井明愛は3番、4番で連続バーディを奪うと5番パー3ではティーショットでグリーンを外したが、素晴らしいアプローチでパーをセーブ。9番パー5では約3mのイーグルパットはカップ手前でスライスして外したが、難なくバーディを奪い前半は3アンダーで後半へ。

10番パー4でダブルボギーを叩くと12番、13番と連続ボギー、4ホールで4つスコアを落としてしまった。17番パー4でバーディを取り返し、初日は5バーディ2ボギー1ダブルボギーの1アンダー10位タイでのスタートとなった。

申ジエは6番パー4で約1.5mのバーディパットを外すなどビッグスコアをマークするチャンスを生かせず2アンダーで折り返した。後半も3バーディ2ボギーとあまりスコアが伸びず。初日は3アンダー4位タイ。

1日目にトップに立ったのは森田遥。10月のスタンレー・レディースで6年ぶりとなる勝利を挙げた森田は7バーディ2ボギーのトータル5アンダー。大会自己最少スコアの「67」をマークし単独首位スタートとなった。

【JLPGAツアーチャンピオンシップ リコーカップ1日目】
1位 森田遥 -5
2位タイ 櫻井心那 -4
     川岸史果
4位タイ 申ジエ -3
     山下美夢有
     古江彩佳
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10位 岩井明愛 ‐1
25位 小祝さくら +2