来日当初は苦痛の日々、文化交流の輪をひろげる活動始める

こちらは大津町の小学校。放課後に台湾のスイーツを作っていました。
台湾で冬至の日に食べるスイーツです。

参加した児童「台湾のことは勉強して楽しい」

このスイーツ作りを開いたのは台熊友好会(たいゆうゆうこうかい)。

約30年前に台湾から来日した徐秋美(じょ あきみ)さんが文化的な交流を深めたいと2022年に立ち上げた団体です。

徐さんは来日当初、日本での生活を苦痛に感じていました。

台熊友好会 徐秋美 会長「言葉の壁が厚すぎて、みんなが笑っているのに自分だけ何を笑っているのかわからなくて。ずっと泣いていた」

そんな徐さんが立ち上げた、台熊友好会が進めている取り組みの一つが「熊本の小学生に台湾文化を教える教室」です。

台熊友好会運営メンバーが子どもたちと一緒に生地を細長く伸ばしています。

台熊友好会運営メンバー 松岡光希さん「一つの大きな玉を長く伸ばして、そこから何個作る?」

子どもたち「24個!」 

そしてスイーツが完成しました。

参加した児童
「ゴマとかピーナツを入れたことがなかった。おいしかった」
「(台湾に)行ってみたいです。何があるのか気になりました」

台湾文化の理解が徐々に深まっています。