市長も会見で言及「非常に問題」

伊藤和貴・山口市長
「非常に問題があるし、やっぱり市民も困っていると思います」

事前に市側に説明はなかったといいます。伊藤市長は「拠点となる重要な駅で、市民生活に影響があるなら行政の役割が出てくる」とし、JR側から話を聞いた上で市としての対応を検討する姿勢を見せました。

対応した市・交通政策課によりますと、JR側は利用者の減少、売り上げの落ち込みを理由としてあげました。今後の利活用については検討していると述べたということで、市側は今後も情報を提供してもらい、協力していきたいと返したということです。ただ、JR山口駅がある山口線の宮野から津和野駅間では、年9億3000万円の赤字となっています。利用者が減り、売店が閉鎖。利便性は更に悪化する。鉄道離れの悪循環につながりかねません。

中村記者
「駅の利用者からは困ったという声が多く聞かれました。これ以上利用者が減らないためにも対策は急務と言えそうです」