山口県山口市の県庁近く・JR山口駅ですが…ある変化が起きていました。売店の閉店です。利用者からは「困った」となげく声も上がっています。JRは20日、山口市を訪れて状況を説明し、市は「今後の利活用について協力していきたい」と応えたということです。
県庁、山口市役所の最寄りで県の交通の顔の1つ、JR山口駅です。
中村周・記者
「今年9月29日駅の構内にあった売店は閉店しました。入り口だった場所には貼り紙が貼られています」

JR西日本によりますと、売店はお土産も販売するコンビニエンスストアでした。
2022年度のJR山口駅の乗車人数は、1日あたり1464人で、10年前と比べると150人減っています。年々利用者が減ってきたことが、閉店の理由だそうです。閉店から1か月半以上たちますが、新たな出店の計画はありません。

山口観光コンベンション協会 有田剛 専務理事
「そのお店がなくなるとやっぱりにぎわいの創出とかそういった機能がなくなってしまうというので、大変寂しい思いをしてます。なんとか改善していただきたいという強い思いはあります」

併せて売店が管理していたコインロッカーも撤去されました。県外から訪れた人は、驚きのようです。

福岡県から
「コインロッカーがないのも困ってるんです。荷物を持って移動しないといけないでしょ。なんとかしてくださいって感じですね」
千葉県から
「やっぱり大きい駅なのかなっていう風に思って使うことがあるので、やっぱりお店とか少しあったほうが便利かなとは思いますね」
地元の人や通学で利用する人たちからも困った、不便だという声が聞かれます。
利用者
「とっても不便です。利用するものにとってはね」
タクシーの運転手
「利用者も少ないんでしょうけど、県庁所在地だからね。ここにないとね。みんな困っているでしょ。知事や市長に言わんといけんね」