福岡管区気象台は13日18時42分、山口・福岡・長崎県で14日未明から朝にかけて「線状降水帯が発生し、大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性がある」と発表しました。
気象台の発表は以下のとおりです。(13日18時42分発表)
山口県、福岡県、長崎県では、14日未明から朝にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
[気象概況]
九州北部地方では、朝鮮半島にある前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となっています。この前線は次第に南下し、14日にかけて対馬海峡に停滞する見込みです。
このため九州北部地方では、14日夕方にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。また14日夜遅くにかけて局地的に積乱雲が発達し、落雷や竜巻などの激しい突風が発生するおそれがあります。
[雨の予想]
13日から14日にかけて予想される1時間降水量は多い所で、
山口県 70ミリ
福岡県 60ミリ
長崎県 70ミリ
13日18時から14日18時までに予想される24時間降水量は多い所で、
山口県 180ミリ
福岡県 150ミリ
長崎県 180ミリ
線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。
[防災事項]
土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。