生産地の北限とされる宮城県栗原市で特産の「伊豆沼レンコン」の収穫が最盛期を迎えています。

栗原市若柳では、およそ30年前から伊豆沼周辺で栽培が始まった「伊豆沼レンコン」を10戸の農家が生産しています。このうち、大場康弘さんは広さ1.1ヘクタールの専用の水田で栽培しています。腰近くまで冷たい水につかりながら専用の機械で地中に水圧をかけて掘り起こしていきます。

伊豆沼レンコン生産者 大場康弘さん(65):
「寒くなればこれから糖度も増してくるので、これからがレンコンにとっていい時期になる。皆さんにいろいろ調理をしてもらって食べてほしい」

大場さんによりますと、今年は例年と同じ9月上旬から収穫が始まり、夏の猛暑で、水管理に苦労したものの、順調に生育が進んでいるということです。ほのかな甘味とシャキシャキとした食感で人気がある「伊豆沼レンコン」。来年3月まで収穫され、地元、栗原市内のスーパーや農産物直売所などで販売されます。