「勇気を与えられる選手に」背中を押してくれたのは“あの”プロ野球選手

元・阪神の投手・岩田稔さんは堀野選手と同じ1型糖尿病を抱えながらプロ野球選手として16年間活躍しました。
元阪神・岩田稔投手
「同じ病気の人に阪神の岩田選手は1型糖尿病だけどがんばっている。だから僕もがんばろう。そう思われる選手になりたい」

病気とつきあいながら競技を続けるために堀野選手は練習の合間にスマートフォンの専用のアプリを使って血糖値の測定をしています。健康な人であれは血糖値は通常平均100前後ですが、この時は179になっていました。血糖値が高まると倦怠感や吐き気の症状が現れますが病気を理由に堀野選手がリンクを離れることはありません。

八戸FSC・堀野伊織選手
「楽しいのでやめたいなと思ったことはない。つらいときも演技するのは楽しいし、そのことを忘れちゃう」
堀野選手は2022年、トップ選手の登竜門とされる全日本ノービスで4位に入賞して着実に結果を残してきました。こうした姿勢を知った尊敬する元プロ野球選手・岩田さんは11月17日の全日本ジュニアを前に堀野選手に「競技に向き合う姿勢や病気との向き合い方」など直接アドバイスをしてくれました。