宮崎県内で初めて電子図書館を導入したのが宮崎市

今年4月、宮崎市が子どもを対象にした「子ども電子図書館」をオープンさせた。


(宮崎市教委生涯学習課・大野路子さん)「コロナ禍を通じて図書館の利用者の方が大きく減少したということがございまして、交通手段を持たなくて図書館に行けない子供たちの読書量が減るんじゃないかっていうところが一番の懸念事項としてございましてので。子供たちの読書の機会を守りたいと思いまして」

閲覧数は当初、伸び悩んだものの7月には7万4000回と大幅に増え、9月には12万回を超えた。

(宮崎市教委生涯学習課・大野路子さん)「学校司書さんたちに協力をいただきながら学校での周知をさせていただきました、その結果かなり閲覧数が伸びておりまして、たくさんの子供たちに活用していただいてるんじゃないかなと思っているところです」

全国で広がっている電子図書館。その背景について植村教授は・・。


(専修大学文学部・植村八潮教授(出版学))「基本的になかなか図書館をつくるっていうのは制度を作らなきゃいけないし司書を当てなきゃいけないしということで結構経費かかりますよね何しろ建物が抑えなきゃいけないこういう市町村で図書館を持ってないところが電子図書館と契約してる例が今すごく増えているんです」

それぞれに良さがある紙の本と電子書籍。

(街の人)「それ(電子図書館)はちょっと興味ありますね」「みんな携帯をずっとさわってるから、そこで本を読む機会が増えていくならそれはとてもいいことなんじゃないかなと思います」

あなたは本を読む時、紙派?、それとも電子派?

アンケートをとったところ紙の本が現在では約8割で、電子書籍の人は6%。どちらも利用という人は16%という結果でした。

圧倒的に紙が多いのですが、見方を変えると2割ぐらいの方が使い分けているようですね。