相続税や贈与税を算定する際の基準となる土地の価格(路線価)が発表されました。香川県では、新型コロナの影響による価格下落が続いていますが、岡山県は回復傾向にあるとみられています。

岡山県の最高路線価は岡山高島屋などがある岡山市北区本町の市役所筋の東側です。1平方メートル当たりの路線価は150万円で、昨年の横ばいから、1.4%の上昇となりました。
標準宅地の平均変動率は0.3%で、前年比プラス0.7ポイントと、2年ぶりに上昇に転じました。新型コロナによる影響が徐々に緩和され、回復傾向にあるとみられています。

一方、香川県の最高路線価は高松市の高松丸亀町商店街で、1平方メートルあたり35万円と去年より2.8%下がっています。周辺地域で再開発が進められているものの、新型コロナの影響で減少した通行量が戻っていないことが下落の要因と考えられています。
また、標準宅地の平均変動率はマイナス0.9%で、1992年をピークに30年連続の下落となっています。