夜の街・ミナミがいま抱えている問題、それは「客待ち行為の立ちんぼ」だ。なぜ女性たちは「路上売春」を行うのか。背景には“ホストに貢ぐ人たち”が数多くいた。

ミナミの「立ちんぼ」…多い時は20人ほどが立っていることも

 大阪・ミナミ。大阪有数の歓楽街だ。そのすぐ近くに雰囲気が一変する場所がある。
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 夜10時、その場所を訪ねると…

 (記者リポート)「男性が路上に座り込んでいる女性に声をかけました。男性も隣に座り込んで、2人は話をしています」

 15人ほどの若い女性がそこには立っている。スマホをみたり、その場に座り込んだりする女性もいる。みな、誰かを待っているようだ。そして…
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 (記者リポート)「男性と女性が一緒に立ち上がりました。どこかに向かうようです」

 声をかけられると、男女2人が夜の街へと姿を消す。
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 その後、戻ってきた男女が金銭の受け渡しをする姿もみられた。

 そこは、道頓堀などの観光スポットからすぐ近くの場所で、多い時には20人ほどが立っているという。女性らは路上で売春の客待ちをするいわゆる「立ちんぼ」で、全国的な問題となっている。